2015-16シーズンのNBLファイナルを
制した王者との戦い。
B1リーグのトップスコアラーを、
アグレッシブなディフェンスで阻止せよ！

1950年創部。東芝を母体に持ち、過去13回の全国タイトルに輝く名門チームである川崎ブレイブサンダース。Ｂリーグ開幕後の現在も好調な戦いぶりを見せる、B1リーグの18チーム中でも屈指の強豪だ。この川崎に対抗するには、2位以下を大きく離し、1試合30点近い平均得点を叩き出している#22 ニック・ファジーカスの驚異的なオフェンス力をどう食い止めるかが重要になってくるだろう。また、昨シーズンNBLファイナルを制した立役者としてMVPを受賞している#14辻直人のアウトサイドシュートも、いったん乗せると手が付けられなくなるため注意が必要だ。

一方、千葉ジェッツが得意とするのはアグレッシブなディフェンスから走るバスケ。この屈指の破壊力を持つ川崎のオフェンスをそのディフェンスどこまで封じ、自ら流れを引き寄せられるかが勝負のカギとなってくる。相手にオフェンスマシーン#22ニック・ファジーカスがいるなら、こちらにもジェッツの守護神#16 ヒルトン・アームストロングがいる。サイズ的にもほぼ互角の彼らの勝負は、そのまま試合の行く末を大きく左右すると言っても過言ではないだろう。また、川崎#14辻直人と同ポジションの#27 石井講祐が持ち味の粘り強いディフェスで相手を抑え、かつ勝負どころでの3Pを沈めてくれるかにも大きく注目したい。

いずれにせよ、年末を飾るに相応しい強敵との連戦だ。2016年の集大成として、また2017年に弾みをつけるためにもここは何としても勝ちたい戦いだ。ここで勝利を収められれば、初代王者もより現実的ものとなる。この熱い戦いの行く末は、ぜひその目で確かめてほしい。