3月最後のホームゲームとなる今節の相手は、今季初対戦の三遠ネオフェニックスだ。
首位三河を除き、いつ順位変動が起こってもおかしくない混戦が続いている中地区で奮闘している三遠。 ここまでの戦績を見てみると、相手の得点を70点以下におさえて勝利しているケースが多い。 昨年12月には平均得点で常に上位につける三河・富山にそれぞれ72-69、80-54で勝利しており、ロースコアゲームを制する強さを持っていると言えるだろう。 しかし、それだけが三遠の勝利パターンではないように思われる。 2月3日に行われた試合では、今季負けが続いていた名古屋を相手に103-81で快勝。 スターター3人を含む計4人が2桁得点という爆発力も見せているのだ。
その試合で3P 8/10本含む30得点の活躍を見せたのが、三遠#73 田渡修人。 持ち味である3Pの精度が試合を重ねるごとに高まっていることに加え、隙あらばペイント内にも切り込んでくる厄介な部分もある。 三遠の得点源である#73 田渡を抑えることが、試合を左右する鍵になってくるだろう。 マッチアップする#27 石井講祐、#31 原修太には、逆に自らの3Pでチームへの援護射撃を期待したい。 また、今季途中からの参戦となった三遠#2 ロバート・ドジャーと、#32 ウェンデル・ホワイトはほぼコンスタントに2桁得点を挙げており、 いつも以上に守備への意識を高める必要がある。 もちろん長く日本代表のインサイドを支えている三遠#8 太田敦也とのリバウンド争いも見逃せない要素であり、 この一戦は文字通り全てのポジションで熾烈な戦いが繰り広げられそうだ。
ロースコアを得意とする三遠のペースに飲まれるのか、素早いトランジションで千葉が優位に立つのか。 選手の一挙一動が重要になるこの試合、勝敗の行方をぜひ会場で確かめてほしい。