2週連続となるホーム戦。 今節迎えるのは、開幕戦でも対戦した西宮ストークスだ。 前回はアウェイで2連勝を掴み取ることが出来たが、シーズン終盤のこの時期、同じような結果が望めるとは限らない。 しかも西宮は三河から90点、新潟から100点というハイスコアを奪って勝利する等、得点力で上位につけるチームを、 それを上回る得点力でねじ伏せるような強さを持っており、勝利に対する貪欲さや、それを体現するエネルギーは他のどのクラブにも引けを取らないと言えるだろう。 無論千葉としては、リーグ制覇を達成するためにも気持ちの面では決して負ける訳にはいかない。 そういう意味では、今節は「絶対に負けられない」というお互いのプライドも激しくぶつかり合う試合となりそうだ。
そんな今回の対戦で重要になってくる要素として、リバウンドが挙げられる。 西宮は1試合当たりの平均攻撃回数がリーグトップクラスの数値をマークしており、さらにはスティール数・オフェンスリバウンド数ともにリーグ上位であるほか、 206㎝／139㎏の重量級センター西宮#55 キャメロン・リドリーを擁している。 同様に攻撃回数の多い千葉としては、いかに相手の攻撃権を減らしトランジションゲームを制すことが出来るかどうか、 インサイドの主導権争いで優位に立てるかどうかが、そのまま勝負を左右する鍵になると言えるだろう。 #21 ギャビン・エドワーズや#3 マイケル・パーカーに頼るのではなく、コートに立つ全員が攻守にわたってリバウンドに跳び込むことが重要だ。 そして爆発力のある西宮の得点源#5 ハーバート・ヒルや、#13 道原紀晃、#9 谷直樹に気持ちよくシュートを打たせないように、 アグレッシブなディフェンスで相手にプレッシャーをかけるバスケットを40分間維持したい。
それにはやはり、自分たちのスタイルを徹底して貫けるだけの精神力が必要になる。 後に続く東地区同士の5連戦に向けて勢いに乗るためにも、ホーム船橋アリーナを熱いエナジーで満たしてチームを後押ししてほしい。